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採用動画は作ってからが勝負!YouTubeやSNSで効果的に活用する戦略

Youtube in smartphone 採用・紹介・案内動画
この記事は約7分で読めます。

「せっかく費用をかけて採用動画を作ったのに、なかなか応募に繋がらない…」

「動画をYouTubeにアップしたものの、どうすれば学生に見てもらえるんだろう?」

採用活動において動画コンテンツの重要性は年々高まっていますが、単に「動画を作る」だけではその効果を最大限に引き出すことはできません。完成した採用動画をいかに多くの学生に届け、彼らの心を掴むかは、動画制作と同じくらい、いやそれ以上に重要な課題です

採用動画は、作って終わりではありません。むしろ、そこからが本番です。

本記事では、採用動画を効果的に活用し、貴社の採用活動を成功へと導くためのYouTubeやSNSでの具体的な活用戦略を徹底解説します。動画を「資産」として最大限に活かすためのヒントを見つけていきましょう。

なぜ「作っただけ」ではもったいないのか?

企業が採用動画を制作する目的は、通常「応募数の増加」「認知度向上」「ミスマッチ軽減」など、具体的な採用成果に繋げることです。しかし、どんなに素晴らしい動画も、適切な戦略なしにはその目的を達成できません。

  • 「見られない」動画は存在しないのと同じ: 検索に引っかからず、SNSで拡散されなければ、誰にも見てもらうことはできません。
  • 競合に埋もれるリスク: 多くの企業が採用動画を公開している中で、ただ公開するだけでは、競合他社の動画に埋もれてしまいます。
  • 「見て終わり」の動画: 視聴者に次の行動を促す仕組みがなければ、動画を見ただけで終わってしまい、採用に繋がりません。

採用動画の効果を最大化するには、動画を「公開する場所」と「公開の仕方」、そして**「公開後のフォロー」**までを一貫した戦略として考える必要があります。

採用動画の効果を最大化する「活用戦略」

ここからは、採用動画をYouTubeやSNSで効果的に活用するための具体的な戦略をご紹介します。

1. YouTubeを「採用チャンネル」として活用する

YouTubeは、動画コンテンツのハブとなる最も重要なプラットフォームです。単なるアップロード先ではなく、「貴社の採用チャンネル」として育てていきましょう。

1-1. YouTube SEOを意識した設定

  • タイトルと概要欄: 採用ターゲットが検索しそうなキーワード(例:「企業名 新卒採用」「職種 仕事内容」「社風」など)を盛り込みましょう。概要欄には動画の内容を詳しく説明し、採用サイトへのリンクを必ず記載します。
  • タグの設定: 関連性の高いキーワードをタグとして設定します。
  • サムネイル: 動画の内容が視覚的に分かりやすく、クリックしたくなるような魅力的なサムネイルを作成します。テロップや企業のロゴ、社員の笑顔などを効果的に配置しましょう。

1-2. プレイリストで分かりやすく整理する

  • 「職種別紹介」「社員インタビュー」「社内イベント」「トップメッセージ」など、テーマごとにプレイリストを作成し、学生が知りたい情報にアクセスしやすくします。
  • シリーズ物の動画(例:〇〇さんの1日)は、プレイリストにまとめると継続的に見てもらいやすくなります。

1-3. チャンネル全体のブランディング

  • チャンネルアート(バナー画像)やプロフィール画像も、採用ブランドイメージに合わせて統一感を出し、プロフェッショナルな印象を与えましょう。
  • 動画公開頻度を上げ、継続的に新しい情報を発信することで、チャンネル登録者数の増加にも繋がります。

2. SNSで「拡散」と「エンゲージメント」を獲得する

TikTok、Instagram、X(旧Twitter)、Facebookなど、採用ターゲットが多く利用するSNSで積極的に採用動画を拡散し、学生とのエンゲージメントを高めましょう。

2-1. プラットフォームに合わせた動画の加工

  • 短尺化・再編集: YouTubeにアップした長尺動画を、各SNSの特性(例:TikTokやInstagramリールは15秒〜60秒)に合わせて短く編集し直しましょう。
  • テロップの追加: 音声なしでも内容が伝わるよう、テロップを多く追加します。
  • 縦型動画の活用: スマートフォンでの視聴が多いSNSでは、縦型動画が効果的です。

2-2. 投稿文とハッシュタグの最適化

  • 魅力的なキャプション: 動画のポイントを簡潔にまとめ、学生が興味を持つような問いかけや、次のアクションに繋がる言葉を添えます。
  • 関連ハッシュタグ: 「#26卒」「#就活生と繋がりたい」「#企業名」「#職種名」など、ターゲットが検索しそうなハッシュタグを複数設定します。

2-3. 投稿後のエンゲージメント強化

  • コメント返信: 学生からのコメントや質問には、積極的に返信し、コミュニケーションを深めます。
  • ライブ配信との連携: 短尺動画で興味を持った学生を、InstagramライブやYouTubeライブでの質疑応答に誘導するなど、多角的なコミュニケーションを促します。
  • インフルエンサーとのコラボ: 若手社員がインフルエンサーとして会社の魅力を発信したり、キャリア系インフルエンサーとコラボしたりするのも効果的です。

3. 採用サイトと「連携」させて回遊率を高める

採用サイトは応募に繋がる最終的なゴールです。採用動画をサイト内に効果的に配置し、学生がサイト内を回遊するきっかけを作りましょう。

  • トップページへの設置: 採用サイトの顔となるトップページに、企業の魅力が凝縮されたショート動画を埋め込みます。音はミュートで自動再生させ、視覚的に訴求力を高めます(「採用サイトの直帰率を改善する、トップページ動画の活用法」もご参照ください)。
  • 各コンテンツページへの配置:
    • 社員紹介ページ: 各社員のプロフィールと合わせて、インタビュー動画を埋め込む。
    • 部署紹介ページ: 各部署の業務内容を解説する動画を埋め込む。
    • 福利厚生ページ: 社内施設ツアー動画などを埋め込む。
  • 動画ギャラリーページの作成: すべての採用動画を一覧できる専用ページを作成し、学生が興味のある動画を自由に選んで視聴できるようにします。

4. 有料プロモーションも視野に入れる

予算がある場合は、YouTube広告やSNS広告といった有料プロモーションを活用することで、より多くのターゲット層に動画を届けられます。

  • ターゲット設定: 年齢、地域、興味関心、学歴など、ターゲットとなる学生層に絞り込んで広告を配信します。
  • 効果測定と最適化: 広告の表示回数、クリック率、コンバージョン率などを定期的に測定し、効果の高い広告運用に繋げます。

5. 「効果測定」と「改善」のサイクルを回す

採用動画は、公開して終わりではありません。定期的に効果を測定し、改善のサイクルを回すことで、より効果的な活用が可能になります。

  • 主要指標の確認:
    • YouTubeアナリティクス: 再生回数、視聴維持率、視聴者の属性、トラフィックソースなど。
    • SNSアナリティクス: エンゲージメント率(いいね、コメント、シェア)、インプレッション数、リーチ数など。
    • 採用サイトのアクセス解析: 動画経由のアクセス数、滞在時間、応募数、CVR(コンバージョン率)など。
  • PDCAサイクル: データに基づいて課題を見つけ、改善策を立案、実行、そして再度測定するというPDCAサイクルを回しましょう。

まとめ:戦略的な活用で採用動画の真価を発揮

採用動画は、制作するだけでなく、その後の活用戦略が何よりも重要です。YouTubeやSNS、採用サイトといった各プラットフォームの特性を理解し、それぞれに最適な形で動画を配信し、学生との接点を増やすことで、採用動画の真価を発揮できます。

  • YouTubeは「採用チャンネル」として育て、SEOを意識
  • SNSは「短尺動画」で拡散し、エンゲージメントを獲得
  • 採用サイトと動画を連携させ、回遊率を高める
  • 必要に応じて有料プロモーションも活用
  • 効果測定と改善を継続的に行う

本記事でご紹介した戦略を参考に、ぜひ貴社の採用動画を最大限に活かし、応募数の増加、そして優秀な人材の獲得へと繋げてください。

「動画の効果的な活用方法が分からない」「各プラットフォームでの戦略を専門家に相談したい」とお考えでしたら、ぜひプロにご相談ください。貴社の採用課題を深く理解し、動画の制作から効果的な活用戦略まで、一貫してサポートさせていただきます。

ご不明な点やご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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