ダメな学校紹介ビデオの作り方

学校動画マーケティング
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学校紹介ビデオの本質は学校の宣伝であり、目的は生徒(学生)集めです。しかし、教育産業という性質ゆえか、その目的を忘れたかのような、「それって、ただの自慢じゃ…?」というようなビデオをたまに見かけます。

学校は4つの要素で成立しています。校舎や設備・仕組みや制度・先生方・生徒(学生)さん、この4つです。したがって、どの学校の紹介ビデオ・動画であっても、配分の違いはあれど、この4つを紹介するものになります。以下では、これらひとつひとつについて、自己満足な表現になっていないかをチェックするポイントを考えます。

参考エントリ

校舎や設備の紹介が退屈

美しい校舎や最新の設備は大きなアピールポイントです。しかし、だからといって動画で長々と紹介するのは逆効果です。

見た目のインパクトは一瞬だから効果があるのです。長々と見せたいと思うのは、発信する側の自己満足にすぎません。見せられる方は長いと退屈するだけですし、この学校は箱モノしかアピールするものがないのだろうかと邪推してしまいます。

なかなか訪れることができない歴史的な建物なら、せめて映像で細かく見たいと思うかもしれませんが、学校はそうではありません。校舎や設備は大切ですが、絶対に学校紹介ビデオの主役にしてはならないと思います。

仕組みや制度の紹介がわかりにくい

独自のカリキュラムや特待生制度など、他校に先駆けた仕組みや制度は大いに宣伝したいところです。しかし、動画で細かく説明すべきではありません。

「百聞は一見に如かず」という諺のせいか誤解されていますが、動画で見せれば何でもわかりやすくなるということはありません。動画は具体的なものを直感的に伝えるには最適ですが、抽象的な事柄を深く説明するのには向いていません。文字や図表などを多用しても、動画では時間経過とともに流れてしまい視聴者に不満を残すだけです。

仕組みや制度の詳述はパンフレットやウェブサイトなど文字メディアに任せ、動画では簡潔な紹介に留めるべきです。しかし、もし目に見える具体的な運用成果があるなら、そのときは動画の出番です。

生徒さんが演技させられている

代理店や広報部が作った学校説明のセリフを生徒・学生さんに喋らせるのは、宣伝として効果的とは思えないだけでなく、教育的にも良くないのではないかと私は思います。

ビデオで学校側が決めた通りに演技する生徒・学生さんたちを、視聴者はどう見るでしょうか。素直で感じの良い子供と感じる人もいるでしょう。実際、学校側もそういう子供を選んで演技させていますから当然です。しかし、そう感じない人も多いと思います。特に、教育に関心の高い保護者には、そう感じない人が多いのではないでしょうか。

教育において個性や自主性が最も重要なテーマであることは、いまや一般常識であるといっても過言ではありません。そんな中で、決められたセリフを喋る生徒・学生さんは、「自分の言葉で喋ることができない」と見られても仕方がありません。また、そういう生徒・学生さんを使って学校案内ビデオを作る学校は、子供の個性や自主性を育てられないと見られる恐れがあります。これは学校にとって非常に大きなリスクだと思います。

学校紹介ビデオに生徒・学生さんを出演させるのであれば、演技させるのではなく自然な形にすべきです。また、喋らせるのであれば、決められたセリフではなく自分自身の言葉を喋らせるべきです。ちゃんとした演出ができるビデオ制作業者であれば、そのやり方で効果のある紹介ビデオを作れるはずです。

先生方の熱意が足りない

教育をサービス業として考えれば、学校を宣伝するときの主役は、受益者である生徒・学生さんたちではなく、先生方であるはずです。先生方こそ、学校紹介ビデオの4要素のうち、最も前に出てアピールしていただかなくてはならない存在です。

林先生を有名にした東進予備校のCMはシンプルなものでした。公教育の先生方もあれくらい前面に立って、自分自身と自分の授業を広くアピールしていくべき時代が来ていると私は強く思います。先生方ご自身の魅力に勝る学校の宣伝はありません。

アクティブラーニングの重要性を説き、それを実践されている先生が、いざ学校外に情報発信する場に出ると、生徒・学生さんたちを前に押し出すばかりで、自分はその陰に隠れて何ら能動性を発揮しようとしない…。これではまるでブラックジョークです。

私がこれまでに撮影させていただいた先生方は、能動的に情報発信されている方ばかりでしたが、世間を広く見渡すと、先生方のアクティビティは、大変失礼ながら、まだまだ足りないように感じます。

生徒・学生さんに対する情熱を内向きの熱意とするなら、広く社会に対して自分や自分の学校を発信していこうというのは外向きの熱意だといえます。今はその両方向の熱意が必要とされる時代ではないかと私は思っています。そして私は、両方向の熱意に溢れた先生方ともっともっと出会いたいと思っています。ぜひ私に先生方のお手伝いをさせてください。必ずご満足いただける映像を制作いたします。

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