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動画の内製化を成功させる7つのコツ

grayscale photo of man holding white printer paper 動画マーケティング
この記事は約7分で読めます。

動画を内製する企業・店舗・学校等が増えています。カメラや編集アプリの使い方はネットで勉強できますが、それだけでは社内外にアピールできる動画にはなりません。これまで私が制作ご担当者様からご相談いただいたことを基に、内製動画が自己満足に陥らないためのチェックポイントを7つ、まとめてみました。

テレビのマネをしない

テレビの番組やCMは、芸能人(有名人)が出演しているから成立しています。

一方で、動画を内製化するということは、社員やお客様など、普通の人に出演してもらって動画を作るということです。

カメラの前で指示通り動き、与えられたセリフを喋るというのは、芸能人にとっては基本的なことですが、普通の人にとっては簡単なことではありません。

仮にそれができたとしても、そもそも、よく知らない出演者に視聴者は興味を持ちません

テレビの企画や演出は、出演者が芸能人(有名人)であることを前提にしたものですから、内製動画でそのマネをすると、作り手の自己満足に終わる可能性が非常に高くなります。

映画っぽくしない

動画制作をはじめると、映画のような美しい映像やカッコいい画面に憧れることがあります。でも、映画の観客と、紹介動画や案内動画の視聴者は、求めているものがまったく違います。

映像の美しさや画面のカッコよさというものは、こだわればキリがなく、またこだわればこだわるほど機材・技術・人手・時間といったコストがかさみます。映画製作にお金がかかる理由のひとつが、このこだわりです。

映画の観客は、それを理解してお金を払っています。一方、紹介動画や案内動画の視聴者は、「映画っぽさ」に一体どれくらいの価値を見出してくれるでしょうか。

そもそも、コストを抑えるために内製化しているにもかかわらず、コストに直結する「映画っぽさ」にこだわるのは、根本的な矛盾です。ですから、「映画っぽさ」にこだわると、作り手の自己満足に終わる可能性が非常に高くなります。

ドキュメンタリーにする

コストカットだけが動画を内製化するメリットではありません。内製動画だからこそ可能になることがあります。それは、部外者にはできない撮影ができるということです。

内部の者だからこそ見ることができる場面、訊くことができるインタビュー、そういったものは、視聴者に強く訴えかけるリアリティーを生みます。リアリティーは、動画が持つ最大の強みです。

リアリティーは、有名人を出演させたり、画面にコストをかけたりするだけでは絶対に得られないものです。

たとえばテレビのバラエティー番組は、ロケとスタジオを交互に見せるタイプが多いですよね。ロケは普通の人、スタジオは芸能人が主役です。お金がかかっているのはスタジオですが、ロケの映像、つまりドキュメンタリー映像がなければ番組自体が成り立ちません。

視聴者的な意識では華やかなスタジオに目を奪われがちですが、そういう番組の「本体」はロケ映像なのです。ロケ映像が良くなければ番組は面白くなりません。ロケ映像の良さとはすなわち、ドキュメンタリー的なリアリティーです。

ですから、動画の内製は、ドキュメンタリーを作るという意識で臨むべきです。

プレゼンを超える

動画の構成は基本的にはプレゼンの構成と同じですが、大きく異なる点が2つあります。ひとつは、動画のほうがよりシビアな構成が求められるということです。

プレゼンは「ライブ」ですから、相手の反応を見てスピードを調節したり、うまく伝わらなければその場で質問に答えたりできます。一方動画は「記録物」ですから、そういったことをリアルタイムにおこなうのは不可能です。したがって動画は、プレゼンより厳密で過不足ない構成が求められます。

大きく違うもうひとつの点は、構成を考えるタイミングです。プレゼンの場合は原稿とスライドを作る際に構成を考えますが、動画制作の場合は、構成を考えるタイミングは2度あります。台本を書くとき(撮影の前)と編集するときです。

動画制作では、この2度のタイミングをどちらも活かすことが重要です。編集は台本をなぞって機械的にやるべきではありません。台本で決めた構成は、編集時にもう一度、イチから再検討すべきです。

もちろん編集時に構成を大きく変えることは不可能ですが、再検討することによって台本作成時には気づかなかった構成の弱点を編集で修正できることも多いのです。

編集とは構成をブラッシュアップする作業である。動画の内製はそういう意識で臨むべきです。

情報を詰め込まない

動画の強みはリアリティーだと書きましたが、動画は同時に情報を伝えるメディアの一種でもあります。ただ気をつけなければいけないのは、このリアリティーと情報は、ときにトレード・オフの関係となるということです。

例えば工場の作業を考えてみましょう。構内がクリーンであるとか、従業員が快適に作業しているとかいう場面をリアルに伝えるのは動画が得意とするところです。しかし、作業内容の説明とか、作業効率の優れている点とかの情報をその場面に乗せるには、ナレーションや字幕といった「言葉」が必要となります。

動画における情報とは、主に言葉による説明です。大抵の動画は、言葉による説明なくしては成立しませんが、一方で説明の言葉が多くなるほど、動画最大の持ち味であるリアリティーは減じていきます。動画を制作する際は、このバランスを考えることがとても大事です。

思い切ってカットする

構成でいちばん大事なのは、何を盛り込むかではなく、何をカットするかです。伝えたいコト、見せたいモノを列挙するだけでは、台本も動画も絶対に良くなりません。

他の記事にも書いていますが、構成の基本は「順序」と「配分」、この2つです。

「順序」とは、場面を並べる順番を考えることです。最もわかりやすい「順序」は「時系列」ですが、わかりやすさと面白さは違います。多くの場合、一旦時系列から離れたほうが構成的には面白くなります。

「配分」とは、並べた場面それぞれの長さを考えることです。じっくり見せたほうが面白い場面もあれば、短くしたり、取り除いたりしたほうが効果的な場面もあります。

上に書きましたが、動画制作では、台本を書くときと編集するときの2度、構成を考えます。「配分」については、特に編集のときの重要ポイントになります。

台本にに基づいて実際に撮影した場面は、編集でカットしづらいものです。ワンオペ制作なら、なおさらのことです。せっかくの苦労を捨てるということですから、人間の心理として当然のことです。しかし、動画を良くしたいのなら、そういう心理に惑わされるべきではありません。

編集とはいわば、多くを捨てることで残りを生かす作業です。ですから、内製動画を良くしたいなら、編集で思い切ってカットすることを恐れるべきではありません。それで動画が良くなれば、捨てた場面やカットは決して無駄なものではなかったということです。

音声を大切にする

動画は「映像」と「音声」、ふたつのメディアが合わさったものです。ですから当然、動画制作ではどちらも同じくらい重要ですが、実際は映像に比べて音声が軽んじられがちです。

インタビューなど喋り中心の動画では、セリフが「聞き取れる」だけではなく、「ストレスなく耳に入ってくる」のが理想です。そういう動画を作るには、外部マイクが必須です。

セリフをクリアに収録するには、マイクをできるだけ被写体の口元に近づける必要があります。マイクは口元から離れるほど周囲のノイズを拾いやすくなるからです。

多少ノイズが多い音声でも、字幕で補足すれば内容はわかりますし、最近では編集アプリのノイズカット機能なども発達してきました。しかし、現場で音声を可能な限りクリアに収録しておくことに越したことはありません。

動画制作のために機材を揃える際は、カメラや三脚と一緒に外部マイクも購入し、撮影や編集の基本を学ぶのと同様に、音声収録の基本も学んでおくべきです。


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